農業よりも工業やサービス業の方がもうかるらしいということで、
若い人たちは農村を離れて都会に旅立っていきました。
田舎に残されたお父さんとお母さんは、
跡継ぎになる自分の息子や娘が帰ってくる望みはなくても、
自分の土地で農業を続けました。
まだまだ若くて元気なころはそれでも農業をやっていけるんです。
しかし誰だって年をとります。
現在は全体として農業を営んでいる人の高齢化が進んでいます。
「三ちゃん農業」と言ったりしますね。
じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃんで農業をやっていると。
自分が年をとってもあとを継いで農業をやってくれる人がいないんです。
農作業をするのがつらいと思うようになった時にはどうすればいいのでしょう?
田んぼを埋め立てて駐車場にしたりアパートにしたりという人もいるようです。
ただ、人口が少ない田舎ではそれも難しい。
ということで自分の田や畑を他人に預けて
代わりに農業をやってもらうという方法があります。
「委託農業」とか「請け負い耕作」といいます。
近所のまだ元気な農家の人に、自分に代わって農地で耕作してもらいます。
そこでできた作物を売って出たもうけは、
その人と自分とで分けようというんですね。
しかしやっぱり自分の土地は自分の子に耕作して欲しいでしょうねぇ。

