大消費地の近くは野菜の出荷に有利なので、畑作が発達しやすいです。
これを近郊農業といいますね。
大消費地とは要するに大都市のことですよ。
大都市に近ければ何が有利なんでしょうか?
近いので、輸送に時間がかかりませんよね。
それで野菜の新鮮さを保ちやすいという利点があります。
それからもちろん輸送費も安くすみますよね。
逆に大消費地から遠いというのは最初から不利です。
遠郊農業といったりします。
遠郊農業は近郊農業と普通に勝負していたら負けちゃいます。
遠い分、輸送費が高くなり、それが野菜の値段に反映されます。
さらに新鮮さの点でも劣ります。
高くて新鮮ではないとなれば、近郊農業に勝てるわけはありません。
それじゃあどうすればいいのか?
近郊農業と勝負するのは避けます。
つまり、野菜の出荷時期をずらします。
近郊農業が出荷しない時期に遠郊農業は野菜を売るんです。
こうすれば、出荷量自体が少ない時期に売ることになるので
高い値段で売れて利益が増えます。
時期をずらしやすいのは、気候に特徴がある地域、
つまり暖かい地域と涼しい地域です。
冬でも比較的暖かいという地域では野菜のはやづくりをします。
これを促成栽培と言いますね。
まあ、暖かいといっても冬ですからビニールハウスや暖房も使うのですけど。
さて、促成栽培で有名なところには宮崎平野と高知平野があります。
特にピーマンやなす、きゅうりなどが有名ですね。
逆に夏でも涼しい気候の地域では野菜のおそづくりをします。
これを抑制栽培と言います。
抑制栽培をしているところとしては、高原の涼しい気候を利用している、
嬬恋村(群馬県)、野辺山原(長野県)が有名です。
嬬恋村ではキャベツが有名ですね。
9月ごろ東京に出回るキャベツの多くは嬬恋産です。
ちなみに近くに浅間山がありますね。
野辺山原ではレタスやはくさいが有名です。
こちらも近くに火山がありまして、八ヶ岳ですね。
昔は富士山より高かったという八ヶ岳です。

